小説載せる予定が、気がつけば日記の溜まり場。 そんなもんよ。
どこへいくいく 一九の道
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「月の宴2」合同本はこんな感じ
2009-09-23-Wed  CATEGORY: 同人関係
※しばらくはトップ記事これともう一つなんでよろしくお願いいたしますぞ!

「月の宴2」にて我々『192』が、というより雪嶺一九が勝手に合同本を企画致しました。
参加者の紹介は、この記事にて公開中。

以下、参加者の皆さんに配った、プロローグです。
なんでプロローグここで公開しちゃうかと言うと、実際の合同本では雪嶺一九がプロローグを漫画にするから。
ちなみにタイトルは『逆永夜抄』になってますが仮題。そうはいっても個人誌ならともかく合同本にふさわしいタイトルが出てこないので、強行する可能性もあるとか……ね。
逆・永夜抄ストーリー

 夏が過ぎようとしていた幻想郷。その忘れられかけていた竹林の奥にある屋敷、永遠亭。
 地上人が愚かにも月に侵攻している、それを輝夜が知ったのは月の兎、今は鈴仙・優曇華院・イナバという名の彼女を介抱した時だった。だがそれとていくらも昔の話。月の話も地上の話も関係ない。酒の肴にすらなりえない程度の関心しかなかった、はずだった。
「それを今更になって……彼女を返せ、ですって?」
 ふきー!と赤色の布きれを噛んで伸ばして悔しがっていた輝夜は永琳に百パーの力でどつかれた。一部始終を目の当たりにしていた鈴仙だったが、永琳がものすごい笑顔だったので単なるじゃれ合いだと確信していた。
「永琳っ!私は一羽だってイナバを手放したくはないわ!それを今更返せですって?ふきー!」
 輝夜は性懲りもなく同じネタで悔しがってはどつかれた。懲りない性格に加え、良く言えば奔放、一般的に言えばワガママな性格の輝夜が自分を愛してくれているのだと実感し、鈴仙は胸が熱くなるのを感じた。
「イナバのものは私のもの!イナバ自体が私のもの!」
 熱を冷ますかのように冷汗が滝のように鈴仙の背中を流れていく。そんな事は露知らず、知っていても放置放置の永琳が、実際は輝夜が言い終わるより早いかというタイミングで応じていた。
「ならば地上から満月を無くせば良い。それで月と地上は行き来できなくなるから。……地上から見える満月は、月と地上を行き来する唯一の鍵、だからこそ、満月の夜にしか使者は訪れない。
 その鍵を壊せば……、

 地上は、大きな密室になる。」

 永琳の言葉に即座に反応したのは輝夜一人だった。ふざけた悔し顔でも下手な笑顔でもなく、しかし確かに頷いて見せた。対して鈴仙は反応できなかった。
 地上と月とを切り離す?それが本当にできるのか?出来るものか。しかしそれを進言したのは他ならぬ八意永琳、自身が師匠と仰ぐ永琳だ。彼女の言葉を疑う道理はない。
 相反する二つの意志の板挟みのために反応できずにいた鈴仙の頭に、師の手が優しく添えられる。
「戦争を回避する事こそが、貴女の〝戦い〟なのよ……。」
「ええ。そしてイナバの〝戦い〟は私、私達の〝戦い〟でもあるわ。貴女を戦わせる事なんてこの私が許さないったら。」
 今度は輝夜が鈴仙の頭に手を乗せようとして、届かなかったので仕方なく腕を取った。鈴仙はと言うと……これはこれで反応できないらしく、安心して良いのか安心しては失礼になるのかと余計な事を考えてしまっていた。
 そんな輝夜と鈴仙の二つの顔を見比べ、永琳が笑う。決して顔には出さないように───わらう。
「さあ、満月の日までに準備を整えるわよ!」


 約束の夜。
 満月を隠し、偽りの満月を夜空に浮かべた。これであとは満月が過ぎるのを待ち、夜明けに合わせて張り子の月を始末するだけだ。それだけの、はずだった。
「夜が明けないよ!」
 永遠亭にあがりこんだ因幡てゐが開口一番に叫んだ。分かっている、鈴仙も怒鳴り返そうとしたが口をつぐむ。側に輝夜がいる手前、不様は晒したくなかった。
「これは……事故でしょうか、それとも何者かが?」
「代替品がないなら事故でしょうけどね。手を打っておいてこの有様、貴女以外の目には作為的なものとしか見えないわよ。」
 結局不様を晒してしまった。結構ショック受けて参りかけた鈴仙の手に輝夜はそっと赤色の布きれを握らせる。それでも誰も期待には応えない。
「人為的な物なら、それじゃ地上の誰かが何かをしようとしてたのかな。よりにもよってこんな日に……。」
「てーゐ?関係のない目的で同じ日に別の奴が術を仕掛けるなんて偶然が過ぎるわ。きっと……私達の地上密室に勘付いた月の誰かの仕業よ。」
「それはないわね。」
「……。」
 挽回しようとしててゐの意見を否定したのが仇となったらしい。もう鈴仙は固まるしかない。
「月の誰かと言うなら、術の効果範囲が広すぎる……私達の居場所を特定できていれば話は別だけど、それなら内通者が地上にいると言う事になるから、いずれにせよ相手は地上の誰かよ。」
 ふむ、と視線を逸らして思案に入った輝夜の視界には既に鈴仙は映っていない。同様にてゐも腕を組んで考え込んでしまった。鈴仙は仕方なく、手元にあった布きれを噛んで伸ばした。ふきー。
「コントは終わったかしら?」
「あら永琳。何の事かは分からないけど……夜が誰かに止められてしまったわ、って何その装備。」
 不意に現れた我等がブレイン八意永琳、しかし彼女の方へ振り返ってその姿を確認すれば息を呑むのは間違いなしのその重装備。
「何って、夜を止めた奴が地上にいるなら始末すれば良いだけの話でしょう。満月が過ぎれば行き来できなくなると言っても、夜が明けて日の出で満月を抑えてられれば手っ取り早いのだからね。」
 そして、夜を止める程度の実力者、或いは相当の手練の線もありうるとして、永琳が普段は見せないいでたちで現れたのだった。
「はいはーい!お師匠様!」
「ん?どうしたのかしら、てゐ?」
「相手が地上にいるからって、そいつが月と関係ない奴だとは限らないし、寧ろ『元・月の民』だと考えるのが自然だよ。だからお師匠様にも出て欲しくはない。ここは私に任せてよ!」
「ん……。」
 てゐの指摘は永琳には自明の事だった。寧ろ、相手が月の民だろうから自分が行くのが好都合だろうと考えていたが……てゐの顔が「行くな」と訴えているように見えて、たじろいでしまった。
「師匠、私も行きます。今回の術は私の為だけではないでしょうけれど、私が沢山助けられるんです。それなのに私が何もしないなんて我慢できない!」
「ええー……」
 普段なら決して口に出さない永琳の不平がばっちり口に出てしまっていた。こんなに自分が反対されるとか、兎達が好戦的だとか、思ってもいなかった事なので面食らってしまったらしい。その脇で、輝夜がこほんと咳払いをした。
「イナバのものは私のもの。ぜーんぶの決定権は私にあるって忘れないでね。」
 永琳、鈴仙、てゐ。三者の視線が集中する中、輝夜が今宵の主役、「夜を取り戻す二人」を決定する。


「……おかしい。」
 夜になって寝て、十分寝て、五度寝くらいして、それでまだ夜なのだ。
 二、三日眠りっ放しで昼夜二、三周したんだろうか。まぁそれでもいいか。自警団を名乗ってはいるが毎日人が来る訳でもないし、特に気にする事もなかろう。
 日が昇らぬ頃合に朝の運動をするとは思わなかったが、どうせこれ以上寝付けやしない。妹紅はおいおいと体をほぐし、いつ何時彼女のファンが殺しに来ても対応できるように整えた。
 だが、そこへ訪れたのは思いのほか普通の奴だった。普通じゃないのは、満月のはずの夜に人間の姿で彼女のもとに現れた点だろうか。それともやはり二、三日眠りこけていたから満月じゃなくなってるとか?
「いよう。何か用か?若いの。」
「妹紅、君の力を貸してくれ……!」
「ほえ?」
 駆け付けた少女、上白沢慧音が話すには、今宵は本来満月のはずの夜で合っていて、しかし夜空には偽りの月が我が物顔で浮かび、そして夜がいつになっても明けてくれないのだとの事。
 満月がなければ慧音は所詮力無き人間。月を取り戻す事も夜を取り戻す事も叶わない。だからこそ協力者が必要なのだ。
「面倒だなぁ。私は別に困らないし。」
「……協力してはもらえない、か?」
「残念だったね。」
「……そうか。」
 そう力無く呟いた慧音の顔が、ひどく寂しそうで。それでも、そんな顔を見せた次の瞬間には、彼女は笑顔を作っていた。
「夜分に押し掛けてすまなかった。またの機会に差し入れするよ。それでは私は行ってくる。」
「あ、おい!私以外の奴を当たれば良いだろう!」
「一番の心当たりは既に留守でね……。他にいない訳でもないが、回っている時間はないよ。私一人でも救いようがあるかもしれない。誰かがやらなくてはいけないんだ。」
 慧音の実力を知らない妹紅ではない。並の相手であれば彼女一人でどうとでもできるだろう。しかし、そんな彼女が協力者を求めるような状況なのだ。その状況下で単独行動しようなど……目を覆いたくなる。
(真面目なのは結構だが、あと少しってところで頑固なんだよな……)
 そうこうしている内に慧音の背中が遠く小さくなっていく。
 なに、喧嘩をしに行くわけでなし、ちょいとおかしな事になってるのをなんとかしに行くだけ。それだけ。危険なんてない。きっと慧音が犯人を捕まえて説教するんだ。犯人かわいそうだな。相手が話聞かない妖怪とかだったりして。それでも説教するんだろうな。頭突きかな……。
 妹紅の中でもやもやがわだかまって破裂寸前ボンバイエ。
「夜が明けるまで暇潰ししたいよなー、それに体がなまってきてるから、ちょっと、ほんのちょーっと運動しようかなー?
 っおーい!待てよ!面倒で仕方ないけど、それよりも暇で退屈の方が嫌過ぎるから、って何だその顔おおおお!どこがおかしいんだよおおお!ったく、ほら行くぞ!もう!」


 人気のない静かな林道。夜なのだから人気がある方が異常だ。そして人気がない以上……
「やる事ないんじゃー!」
 蛍の妖怪・リグルが思いの丈を爆発させた。
 初めの内こそ「夜が長いよ我等の天下♪」と小躍りしていたくらいなのだが、しかしやはり適当に日が昇ってきて花や人間や動物達が目覚めてくれないとやる事がないのだ。
 実際は慧音によって人里が隠されているので夜と人気は直接関係してはいないが、リグルの知った事ではない。
「んーもう、仕方ないな。蛍様が直々にこの夜に朝日と言う名の引導を渡してやるわ!」
 うん、きっとこの長い夜は夜の中の夜なのだ。そのすっげぇ夜を終わらせる事が出来る奴こそが、夜の帝王を名乗るに相応しいのだ。
 それなら目指せ夜の王。その手で終えろ永遠の夜。リグルは羽をばたつかせ、意気揚々と、見当違いの方向へ飛んでいく。


「夜空の向こうには、次の夜がもう待ってる~♪」
 徹カラなんのその、歌をこよなく愛する夜雀のミスティアにとってその場所その瞬間がいつでもどこでもライブハウス。今夜は何曲歌ったろうか。一、二、三、沢山、もっと沢山、偉い沢山……おお、数え切れないほど歌っている。満足した。でも折角なので記録を更新してやろう。確か仲間の記録は「ぜんだいみもん」とかいう曲数だ。良く分からないけど足りてない気がする。頑張って更新しよう。
「不意打ち上等問答無用!私が新たな夜の王!」
「ぬぬぬっ♪」
 突如現れた蛍の蹴り……が自分に届かないのを確認して、ミスティアが頬を膨らませていた。
「ちょっとあんた!私は『ぜんだいみもん越え』に忙しいの!邪魔しない!」
「それが夜を止めた理由だね!お陰で私は人間が出てこなくて困ってるんだ!」
「そう言えば人間を見てないなぁ。まだ偉い沢山しか見てないや。」
「相当見てんじゃないの!」
「あと、夜を止めたのは私じゃないよ。良い事ばかりだと思ってたけど、人間が出てこないのは確かに面白くないね。」
「そう……邪魔してごめんね。蹴ってないから許してね。それじゃあ私は本当の犯人を蹴り潰してくるから。」
「おっと。あんたじゃ役不足だわ。……丁度良い、歌を歌って調子が出てきたところだし、私も行くよ。獲物がいなくて困るのは私も同じだもの。」
「よーし!心強い味方ができた!デカルチャー相手でも怖くないぞ!」
「あ、そっちじゃないわ!私についてきなさい!」
 そう言うミスティアも何処へ行くのかふらついていた。


@@@@@@@@@@@@@@@@@@


 目を開いてもそこは暗い空間。それでもカーテンの隙間から差し込む朝日が、今の時間を告げてくれているみたいだった。
 寝汗で湿った布団からごろりと転げ出ると言う私の得意技を朝から惜し気もなく披露。……こんな姿、蓮子の奴に見つかったら私の綽名が素敵ファンタスティックになる事は間違いない。だから見せない。すごい技だけに実に口惜しい。
 ───それより、また「あの夢」か……。
 ここ最近、毎日同じ夢を見る。同じと言っても登場人物達は違うんだけど、共通している点がある。

「満月が隠されて」しまったって事と。
「夜が止められて」しまったって事。

 何だソレ、って言われては私にも分からない。分からないって言うか、何となく分かるんだけど説明できない。蓮子に言わせれば「理解半分」とか言われるんだろうね。
 そして、「夜を止めた」連中とそれを追い詰める連中、ここだけは毎度違っている。「止めた側」は確か……紅白の着物を着た女の子と大陸意匠な衣装来た婦人、魔女っ娘とお人形さん、ちびっことメイド、浴衣着た女の人と剣客。毎度毎度全然違う組み合わせだ。
 そして、目が覚める直前にどうなったのかはよく分からない。夜が明けたのか、それとも返り討ちに遭ったのか……。
 夢の話だけど、こうも毎日見てしまうとなると何か気になる。登場人物が異なるから違う夢?うーん、それに、夢の中で「夜を止めた連中」に向かっていくのは私じゃなくて、知らない人達なのよね……
 ああもう、考えれば考えるほど訳が分からないわ!
 こんな時はあいつに話してみようかしら……そうだわ、それが一番よ。
 こんな時の為の、あいつなんだから。




……読めばわかると思いますが。
最終的に秘封倶楽部じゃねーかといいう話。雪嶺的に蓮メリ初挑戦。イエー。

各作家さんがどのように絡んでくるのか、形態的な事についてはまだ伏せておきますが今後発表するかもしれません。へへっ。
まぁ、当日までの楽しみでもいいじゃないすか。へへっ。
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